


本校は全国でも珍しい「芸術科を有する中高一貫の進学校」であることから、こうした質問を受けることがあります。もちろん、芸術的な能力によって合否を決めることはありません。
本校では、実験を多く取り入れた理科をはじめ好奇心を育む授業と、中学校と高校の教育課程の調整により一貫性を持たせた内容の濃い教育を行っています。
また、首都圏の中高一貫校を経験した教師や小・中・高の経験を持つ教師、美術・音楽・書道の専門教師を取り揃えており、層が厚く質の高い教育環境も学芸ならではの特徴です。子どもたちの知りたい気持ち、学びたい気持ちにしっかりと応えていきます。
いつも先生と一緒に清掃を行い、きちんと挨拶を交わし、バス停では整然と並ぶ生徒たち…。「全人教育」を柱とする本校では、協調性と自主性、幅広い教養と思いやりを持った豊かな人間に成長するよう、6年間かけてゆっくりと育んでいきます。
今春は、いよいよ1期生が高校へ進むことから、中高一貫教育の成果が見えてくるはずです。


「静かに授業を受けていますが、今日は特別な日ですか」、「学芸の生徒さんがいつもバスで席を譲ってくれますが、どのような教育をしているのですか」、「職員室で先生に教わっている生徒さんが大勢いますよね」。このような有り難い言葉を来校者から、あるいは電話でいただくことがありますが、いずれも特別な日や特別に指導しているわけではありません。ふだんから生徒たちが自主的に行っていることです。
今、世の中は多様化が進み、日々変化が起きていますが、人間として大切なことは昔も今も変わりないはずです。身だしなみを整え、思いやりの心を持ち、自分がなすべきことを自覚している生徒は、学習にも真摯な態度で臨むものです。
最近では、進学校の多くが、理科と社会は2教科というように、科目数を減らすなどの受験対策を取る傾向がみられます。しかし本校では、将来を見据えて客観的に、また、物事を深く学ぶことのできるバランスの良い人間を育てるという教育方針を貫いています。
たとえば、本校の特進コースでは、理系の場合、理科は総合・生物・物理・化学の4教科、文系では日本史・世界史・地理の3教科に加え、公民は現代社会と政治・経済と倫理を選択して学ぶことができます。さらに、全国でも珍しい「芸術科を有する進学校」の特性を生かし、感性を豊かに育む環境と知性を磨く機会を用意することで、学と芸が相乗効果をもたらす教育の場となっています。
3年後、一人ひとりが夢の実現に向かって羽ばたくことを願っています。












