卒業した時
「本当に学芸で良かった」と思いました。
担当教科/英語 大城 友哉 教諭

高校時代の3年間、どんなことに力を注ぎましたか?
高校1年生・2年生の時は、毎日を過ごすのが精いっぱいだったような気がします。勉強(宿題・予習・復習)に追われる日々でした。部活動は卓球部に所属し、月曜日以外は毎日練習があったので、時間管理ができていないときは学習と部活のバランスが崩れ、苦労した記憶があります。部活動を引退し、高校3年生では受験に向けて勉強に本腰を入れることができていたと思います。まわりの友だちの模試結果を聞くたびに危機感を覚え、それが原動力となっていたのかもしれません。
高校時代にどんな思い出がありますか?またどのように成長したと思いますか?
部活動の最後の大会のことが印象に残っています。私がリードしていたのに逆転負けしてしまいました。終わった後に励ましてくれたのが先生や友人たちです。そのことを今でも感謝しています。高校時代の友だちとは今でも付き合いがあります。クラスの友人はもちろん、部活の同級生や先輩・後輩も困った時に助けてくれます。仲間の大切さを学んだ学校生活だったと思います。
教師という仕事を選んだ理由、母校で働くことを選んだ理由を教えてください。
教師という仕事に就いたのは「偶然」です。私は新卒採用では別の企業に勤めていましたが、縁あって母校で英語を生かせる教員という仕事に就くことになりました。小学校・中学校・高校・大学のときに考えていた将来像は、それぞれの時代で異なっていました。紆余曲折を経ていろいろな経験をしたことが、今の自分を形成していると思います。そのため今自分が気になっていることや夢中になれることに取り組むことが、自分の将来につながると信じています。
担当教科について、特に力を入れて指導されていることを教えてください。
英語という教科の特性上、「読む・聞く・書く・話す」ができることが一つの目標です。まずは英語を読むための基本ルールを学び、音を聞く、英語を書く、そしてそれを使って発表する場を授業内に取り入れています。また英語を正しく使えるのがベストですが、間違いを恐れずに使ってみることで、次からは間違えないように意識したり、もっと勉強しなきゃと考えたりするようになると思います。そのため、間違える場面や「分からない」と感じる場面をあえて増やすように気をつけています。
高校時代にどのような力を身につけて欲しいですか?また、身につけた能力を将来どう役立てて欲しいですか?
3年間を通して、学ぶことの楽しさや友人の大切さを感じ、将来を切り開いてほしいです。興味を持ったことも、あまり興味を持てないことも何でも学び、仲間と支え合いながら学校生活を送ってほしいですね。
浜松学芸高校にはどんな魅力があると思いますか?
浜松学芸高校には、温かさがあると思います。卒業生も多く遊びに来ますし、卒業生が来てくれたときは私もうれしい気持ちになります。実は私は、併願でこの浜松学芸高校に入学しました。最初は複雑な気持でしたが、卒業してみると本当にこの学校で良かったと思います。学芸の良さは、昔から変わらない生徒や先生たちの温かさにあると思います。私が高校に入学したとき、「与えられた環境の中で頑張れ」と声をかけてもらいました。入学当初はその意味がよく分かりませんでしたが、卒業後に分かったような気がします。温かさこそが浜松学芸高校の風土なのではないでしょうか。