高校教育

芸術科 書道コース

理論と実技の両面から書を学ぶ。

文字を芸術的な美の対象として、漢字や仮名を素材に自らの感動や個性を表現する芸術である書を、深く広く学んでいきます。また、書文化、文字文化を学び、書くことに対する知識を深めます。

考えて書くことの実践。

書の美を構成する要素や書の美しさとは何かを考え、適切な鑑賞能力を養います。筆の接触から離脱まで、一画一画の表現に何を込め、何を求めるのか、また、一枚の作品にどのような表現世界をつくり上げるのかを考えて書くことを実践します。好きなことを深く追求しながら人間的な成長も図ります。

社会とのかかわりの中で発信する思考力を醸成。

校外学習で筆・硯・紙の製造工程を学び、書と現在の状況や、発信方法について想いを巡らせます。書写教室や書き初め教室を実施し、地域社会に根差した活動の中で、発信する力やコミュニケーション能力を養います。

教育プログラム

「書道」とひと口に言っても、漢字や仮名など多様な表現の分野があります。大学進学後やその先にどのような分野に興味を持ったとしても対応できるよう、高校時代の3年間で幅広い分野の基礎づくりを行います。「漢字の書」「仮名の書」「実用の書」「篆刻・刻字」を網羅したカリキュラムの幅広さが、書道コースの特徴です。すべての科目を必修科目とし、3年間を通じて基礎から応用までの流れを繰り返しながら技術を向上させます。

カリキュラム(2020年度)

※2020年度予定カリキュラムのため、変更の可能性があります。

専門科目

漢字

昔の優れた書の特徴や時代背景を学び、それを書くことで筆運びや字形構成などを体感します。古来の書の名人たちが長い年月をかけて書風を確立したことを知り、偉大さを感じました。

 

実用

日常生活に活かす書風を研究し、検定試験の合格を目指して対策に取り組みます。正しい字形構成やバランスが身につき日常生活の中で活かせた時は、書を研究することへの喜びを感じます。

かな

仮名作品は墨の濃淡や書くリズムなど、書作品としてさまざまな工夫が施されています。そうした魅力を感じながら名筆の再現を通して字の基本を学び、自分の表現を少しずつ磨いていきます。

篆刻・刻字

篆刻とは、石や木などの印材に文字を刻すこと。刻字とは、木に文字を刻して立体的に表現することです。刻し方やデザインによって文字の印象が変わり、作品に個性が出るところに面白さを感じます。

授業もイベントも、書道の楽しさがいっぱい!

ときわ祭「アートライブ」

ときわ祭恒例のイベントとなっているのが、「アートライブ」です。書道コースと美術コースの生徒が舞台に上がり、即興で文字や絵を書くパフォーマンスを披露します。企画から本番の舞台進行まですべてを生徒自身の手で行うことが、このアートライブの特徴です。大きな拍手と歓声に包まれて、普段の創作活動とはひと味違った表現の楽しさを実感することができます。また、筆で書かれた文字の魅力を大勢の人に知ってもらう、貴重な機会でもあります。

特別講座

書道コースでは毎年、著名な書家や大学教授などを講師として招き、「特別講座」を開講しています。書道に関する講演を聞き、実際に実技指導を受けられる貴重な機会です。高いレベルの指導を受けて技術に磨きをかけ、書に対する理解をさらに深めます。

作品展(クリエート浜松)

3年間の集大成となるイベントが、クリエート浜松で行われる「作品展」です。自分自身のテーマで創作を行い、高校時代に取り組んできた芸術活動の成果を発表します。自分の作品を紹介するギャラリートークも見どころです。

修学旅行(国内研修)

書道コースの修学旅行は、芸術作品の鑑賞や制作体験など、魅力的なプログラムが満載。2018年の修学旅行では筆の生産量全国1位を誇る広島県熊野で筆づくりの工程を見学したほか、ふくやま書道美術館で中国の名筆を鑑賞しました。
※2019年度からは、台湾への修学旅行を企画しています。

イベント・受賞歴

2019年度書道コースの主なイベント

4.11
校外学習(紙漉き体験)
6.22
~23
文化祭書作展
6月中旬
文部科学省後援書写技能検定
7.10
~12
クレイワーク(陶芸実習・宿泊訓練)
7月下旬
夏期集中実技
8月
夏期実技講習会
8.10
学芸の社 書写教室
9.10
~15
作品展(クリエート浜松)
9.27
遠足
11月初旬
文部科学省後援書写技能検定
11.28
~12.2
修学旅行(台湾)
12月下旬
冬期実技講習会
12.27
学芸の杜 書き初め教室
1月下旬
文部科学省後援書写技能検定
2月下旬
校外学習(美術館・博物館見学)
3月
特別講座
3.24
~30
春期実技講習会

2018年度 書道コースの主な受賞歴

第42回 全国高等学校総合文化祭長野大会書道部門
◆[読売新聞社賞・奨励賞] 山下優月
◆[菅公賞・特別賞] 小杉明意
平成30年度 静岡県高等学校総合文化祭道部門
◆[静岡県教育委員会教育長賞(最高賞)] 千葉美由紀
◆[静岡県高等学校文化連盟会長賞] 飯島知咲
第27回 国際高校生選抜書展
◆[中部北陸地区] 優勝(団体)
◆[優秀賞] 山下優月
◆[秀作賞] 鈴木沙彩
第34回 高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会
◆[日本武道館会長賞] 増田海音
第42回 学芸書道全国展(東京学芸大学書道分野)
◆[東京学芸大学学長賞(最高賞)] 山下優月
◆[会長賞] 小杉明意
第60回 全国書道展(大東文化大学)
◆[優秀団体賞]
◆[大東文化学園理事長賞] 小杉明意
第47回 全国高校書道展(四国大学)
◆[理事長賞] 平野ももか
第17回 全国書道展(岐阜女子大学)
◆[準大賞] 小杉明意、鈴木綺音、千葉美由紀
◆[書道展賞] 飯島知咲
第55回 全日本書き初め大展覧会
◆[フジテレビ賞] 千葉美由紀
◆[審査委員長奨励賞] 市川千愛
第64回 静岡県高等学校文化連盟書道専門部
西部支部新春書作展
◆[静岡県高等学校文化連盟会長賞(最高賞)] 千葉美由紀
第91回 選抜高等学校野球大会
(春のセンバツ甲子園)
◆[出場校名プラカード文字揮毫]