高校教育

芸術科 書道課程

理論と実技の両面から書を学ぶ。

文字を芸術的な美の対象として、漢字や仮名を素材に自らの感動や個性を表現する芸術である書を、深く広く学んでいきます。また、書文化、文字文化を学び、書くことに対する知識を深めます。

考えて書くことの実践。

書の美を構成する要素や書の美しさとは何かを考え、適切な鑑賞能力を養います。筆の接触から離脱まで、一画一画の表現に何を込め、何を求めるのか、また、一枚の作品にどのような表現世界をつくり上げるのかを考えて書くことを実践します。好きなことを深く追求しながら人間的な成長も図ります。

社会とのかかわりの中で発信する思考力を醸成。

校外学習で筆・硯・紙の製造工程を学び、書と現在の状況や、発信方法について想いを巡らせます。書写教室や書き初め教室を実施し、地域社会に根差した活動の中で、発信する力やコミュニケーション能力を養います。

書道課程の3年間

「書道」とひと口に言っても、漢字や仮名など多様な表現の分野があります。大学進学後やその先にどのような分野に興味を持ったとしても対応できるよう、高校時代の3年間で幅広い分野の基礎づくりを行います。「漢字の書」「仮名の書」「実用の書」「篆刻・刻字」を網羅したカリキュラムの幅広さが、書道課程の特徴です。すべての科目を必修科目とし、3年間を通じて基礎から応用までの流れを繰り返しながら技術を向上させます。

カリキュラム

※2019年度予定カリキュラムのため、変更の可能性があります。

専門科目指導

漢字

篆書・隷書・楷書・行書・草書の五体を学ぶほか、過去の優れた書を追体験しながら自分の「字姿」を創ります。古典の特徴や時代背景などを学ぶ中で、筆で表現する楽しさを知ることができます。

かな

芸術的な書として、日本的な仮名の美しさを学びます。古筆と呼ばれる名筆を書いている時、墨の濃淡や文字の大きさによって伝わる内容が変わってくるところに、仮名の魅力を感じています。

実用

日常生活に活かすことを意識して書風を研究したり、書を書くための道具について学んだりします。また、毛筆書写検定の合格を目指して練習課題に取り組むことも特徴です。

篆刻・刻字

筆刻(てんこく)とは、石や木などの印材に文字を刻し、表現すること。刻字(こくじ)とは、木に文字を刻して立体的に表現することです。刻し方や字の選び方によって作品の印象が変わることに面白さを感じています。

授業もイベントも、書道の楽しさがいっぱい!

特別講座

書道課程では毎年、著名な書家や大学教授などを講師として招き、「特別講座」を開講しています。書道に関する講演を聞き、実際に実技指導を受けられる貴重な機会です。高いレベルの指導を受けて技術に磨きをかけ、書に対する理解をさらに深めます。

作品展(クリエート浜松)

3年間の集大成となるイベントが、クリエート浜松で行われる「作品展」です。自分自身のテーマで創作を行い、高校時代に取り組んできた芸術活動の成果を発表します。自分の作品を紹介するギャラリートークも見どころです。

チャリティーオークション

熊本地震の復興支援を目的としたチャリティーオークションが行われました。このオークションは市内企業との産学連携プロジェクトとして行われたもの。「愛のかたち」というテーマで作品を制作し、売上金を熊本市に寄付しました。

修学旅行(国内研修)

書道課程の修学旅行は、芸術作品の鑑賞や制作体験など、魅力的なプログラムが満載。2017年の修学旅行では筆の生産量全国1位を誇る広島県熊野で筆づくりの工程を見学したほか、ふくやま書道美術館で中国の名筆を鑑賞しました。
※2019年度からは、台湾への修学旅行を企画しています。

ときわ祭「アートライブ」

ときわ祭恒例のイベントとなっているのが、「アートライブ」です。書道課程と美術課程の生徒が舞台に上がり、即興で文字や絵を書くパフォーマンスを披露します。企画から本番の舞台進行まですべてを生徒自身の手で行うことが、このアートライブの特徴です。大きな拍手と歓声に包まれて、普段の創作活動とはひと味違った表現の楽しさを実感することができます。また、筆で書かれた文字の魅力を大勢の人に知ってもらう、貴重な機会でもあります。

イベント・受賞歴

2018年度書道課程の主なイベント

4.21
校外学習(硯製造工房見学・体験)
6.23
文化祭書作展
6月中旬
文部科学省後援書写技能検定
7.12~14
クレイワーク
7月下旬
夏期集中実技
8月
夏期実技講習会
8.11
学芸の社 書写教室
9.11~17
作品展(クリエート浜松)
10.5
遠足
11月初旬
文部科学省後援書写技能検定
11.19~23
修学旅行
12月下旬
冬期実技講習会
12.28
学芸の杜 書き初め教室
1月下旬
文部科学省後援書写技能検定
2月下旬
校外学習(美術館・博物館見学)
3月
特別講座
3.22~29
春期実技講習会

2017年度 書道課程の主な受賞歴

第26回 国際高校生選抜書展
◆[全国] 準優勝(団体)
◆[中部北陸地区] 優勝(団体)
◆準大賞/須藤 久留美
◆準大賞/鈴木 沙彩
◆優秀賞/竹下 晚子
平成29年度 文部科学省後援硬筆書写技能検定・毛筆書写技能検定成績優秀者表彰
◆文部科学大臣賞(最上位級最高賞)/須藤 久留美(1級毛筆)
◆優良賞/山田 萌乃(1級硬筆)
平成29年度 静岡県高等学校総合文化祭書道部門
◆静岡県教育委員会教育長賞(最高賞)/小杉 明意
◆静岡県高等学校文化連盟会長賞/山下 優月
第33回高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会
◆日本放送協会賞/村井 華
第41回学芸書道全国展(東京学芸大学)
◆会長賞/須藤 久留美
◆全日本書写書道教育研究会賞/酒井 美侑
第59回全国書道展(大東文化大学)
◆全国書道高等学校協議会賞(団体)
◆大東文化大学学長賞/村井 華
第16回全国書道展(岐阜女子大学)
◆準大賞/村井 華
◆静岡県教育委員会教育長賞/酒井 美有
◆書道展賞/須藤 久留美
◆書道展賞/忠内 このみ
第36回全国橋花書道展
◆橘花展会長賞/中村 日捺子
◆静岡市議会議長賞/平野 ももか
平成29年度 静岡県高等学校西部地区新春書作展
◆静岡県高等学校文化連盟会長賞(最高賞)/忠内 このみ