高校教育

探究創造科 科学情報 コース

  • ■ サイエンス・プログラミング・eスポーツなど従来の教科の枠にとらわれない深い教育を実践します
  • ■ 好奇心を源泉とした活動に一人一人の創意工夫を掛け合わせ、多様なジェネリックスキルを育成します
  • ■ 他者評価ではなく自分の興味関心を追求できる環境でオンリーワンの想像力を発揮してください
プログラミングや生物の研究などに取り組んでいます。

プログラミングなど、何か人と違うことを勉強したいと思い、科学情報コースに入学しました。授業の中でも特徴的なのが、隔週土曜日に4時間かけて取り組む科学情報のプログラムです。内容は時期によって異なりますが、プログラミングを行ったり、生物について研究したり、さまざまなことに挑戦することができます。その中でも私は特に、統計を用いたデータサイエンスに興味を持ちました。研究に取り組む中で学んだのは、データを積み重ねることの大切さです。正確にデータを取り続けることを心がける中で、物事に対する継続力が身についたと思います。 濱田 光汰(浜松市立佐鳴台中出身)

探究創造科とは

探究創造科が取り組む文理共創

探究創造科には、「地域創造コース」「科学情報コース」の2つのコースがあります。それぞれのコースの特長を活かしながら進めていくのが、文理を融合した教科横断的・系統的な学びです。ARTの視点を用いたプロジェクトに取り組み、その成果を地域に還元します。

科学情報コースの特長

自らの好奇心を内観し、探究を続けます

科学情報コースでは、1年次より基礎知識を積み上げつつ、オリジナル科目「探究創造概論」「探究創造演習」の時間を使って、「ポスター発表のノウハウ」「プログラミングの基礎知識」「効果的な機器の使用法」など、今後の研究活動に必要なスキルを習得します。その上で2年次以降各自が設定したテーマで長期的な研究活動に取り組んでいきます。
これからの社会は複雑で不安定なため、「こうすれば大丈夫」という手本が存在しません。そんな時代だからこそ、生徒には自分が本当に好きだと思えること、好奇心を重視して行動して欲しいと考えています。科学情報コースは他人からどう評価されるかではなく、自分が本当に好きだと思えることを重視し、探究できる環境を準備しています。

プロジェクト

3種類の「道具」を使って、創造力を養います。

人が新しいことに挑戦する時、その源泉となるのが「好奇心」です。科学情報コースでは生徒の好奇心を引き出す「道具」として、「サイエンス」「プログラミング」「eスポーツ」という3種類のプロジェクトを用意しています。これらのプロジェクトにおいて大切なことは、取り組み方(=道具の使い方)を覚えるだけではなく、生徒自身が「何をどう創るか」を考えて実行することです。好奇心を起点とし、生徒自身が応用・工夫することによって創造力が発揮されます。プロジェクトを通してジェネリックスキル(社会人基礎力)を身につけ、複雑で予測困難な社会を生き抜く基礎力を養います。

1
サイエンス
Science

調査や実験が好きな人や、チームで協働して成果を上げたい人に適しているのが、サイエンス分野です。地域の自然や身近な生き物など、関心のあるテーマで調査や実験を行い、研究結果や考察をまとめます。
また、近年は水産学会、理科教育学会、生態学会など、高校生が研究発表できる学会が増えてきました。優秀な研究については、校内選考をして積極的に外部に発信・発表し、専門家や研究者と交流します。

2
プログラミング
Programming

1年次は基本的なJavaScriptの文法を身につけ、各自で動的な作品を制作し、コース内発表会を実施します。2年次は主にMonaca Educationを使ってネイティブアプリ(単体で動くアプリ)の開発に挑戦。意欲があれば、Unityなど他の環境も活用します。各自が独自の研究テーマに取り組み、探究発表会などで発表します。また、3年次は「ジュニアプロコンin静岡」をはじめとするアプリコンテストに出場して成果の実現をめざします。

3
eスポーツ
e-sports

世界でもっとも人気のあるタイトル「League of Legends」などのタイトルを体験し、協調性・戦略を学びながらスキルアップをめざします。「eスポーツ・クリエイティブチャレンジ」という課題解決型アイデアコンテストに参加したり、校内でイベント運営を行ったりしながら、eスポーツをあらゆる方法で教育的に活用していきます。「課題発見力」や「協働する力」などのジェネリックスキルを養い、勉強や将来の仕事に活かすことが目的です。

教育プログラム

■3年間のロードマップ
■カリキュラム(2024年度)
  • ※2024年度予定カリキュラムのため、変更の可能性があります。