目指す授業像
目指す進路につながる時間。
50分の授業に、学芸のすべてがある。
主体性と探究心を
育む学び
生徒自身が能動的に学ぶ、アクティブラーニングを重視しています。生徒同士で学び合ったりグループで課題解決に取り組んだりする「協働学習」を多く取り入れ、主体性や探究心を育んでいます。
自分で計画を立て
振り返る
生徒自身が学習計画を立て、学びを進めます。実施した結果を振り返り、改善につなげることが、重要なポイントです。その過程を年3回以上の個別面談でフォローします。
教師の成長が
授業の質を高める
本校では、教師自身も学び続ける姿勢を大切にしています。本校独自の教育研修“I-Labo”や、全教員が年1回実施する研究授業を通じて、授業の質を高められるように努めています。また、授業の在り方を明確にするために、「目指す授業像」を定めています。
国語科 主任
杉森 江里菜
- 3年間を通してどのような力を身につけてほしいですか?
- 国語は古今の言葉を扱うとともに、古今のさまざまな考え方に触れることができる教科です。多くの言葉と、それによって表現された考え方に触れる中で、他者と関わり合いながら、今後の人生をより良く生きるための力を身につけてほしいと考えています。
- 授業の中で特に力を入れて指導していることは何ですか?
- 「読む」「書く」「聞く」「話す」のそれぞれの活動をバランスよく取り入れた指導をしています。教科書に載っている文章に触れることはもちろん、それを要約したり、自分の考えを表現する活動、さらに他者とその考えを共有する活動を通して、「主張、主題を理解する力」「他者と学び合う力」「考えを表現する力」を伸ばしていきます。
- プログラムの内容や使用教材について、どんな特徴がありますか?
- 国語はすべての教科の土台になる役割を担っていると考えています。また、「目指す授業像」にもある通り、国語で学ぶ言葉の力は「生きる力」と強く結びついていると考えています。そのため、どの科・どのコースにおいても同じように国語の力を伸ばすことができるようシラバス作りをしています。
- 卒業後、学びの成果を社会にどう役立ててほしいですか?
- 国語で扱う「言葉」はコミュニケーションツールであるだけでなく、「思考の種」でもあります。どんな時代になっても、言葉を使って自分の考えを深めたり、考えを表現することは0にはなりません。国語で学んだことを通して、深く考えることの出発点に立ってほしいと考えています。また、現代は「多様性」や「多文化共生社会」がキーワードとなる社会ですが、自分の考えとともに他者の考えにも触れる学びを通じて、多様性を認めることができる寛容な精神を養うことにもつなげてほしいと考えています。
数学科 主任
石本 雅利
- 3年間を通してどのような力を身につけてほしいですか?
- 本質的な理解や課題解決を追い求める姿勢、また自らが理解したことを他者へ確実に伝える力を身につけてほしいと思います。
- 授業の中で特に力を入れて指導していることは何ですか?
- 生徒自身が自分の頭でよく考えることです。多くの対話を通して、授業が生徒にとって考える場として機能していくことを目指しています。一方で「指導」とはいうものの、私たち教員が教えることばかりではなく、気づかされることもよくあります。その場にいる皆で数学を楽しみつつ、よりよい学びの場となっていくようコーディネートできれば幸いです。
- プログラムの内容や使用教材について、どんな特徴がありますか?
- ベテラン・若手を問わず自分自身の授業などを見直し、良質な学びの機会を提供するため改善に努めています。また、本校では難問に積極的に挑戦したいといった生徒から、基本的な内容の理解を徹底したい生徒まで、数学の学びに対する希望が多岐にわたっています。個々の状況や希望に応じた学習ができるよう課題を設定したり、意欲ある生徒に対して補習や個別指導等の対応を行ったりしています。
- 卒業後、学びの成果を社会にどう役立ててほしいですか?
- 数学そのものというより、学びを通して身につけたものが役立つと思います。一方で、コンピュータやプログラミングが身近になった現代においては、数学を学ぶことの意味が多様化してきています。結果としてどのように役立つかは人それぞれですが、数学を学ぶことの重要性はこれまで以上に高まっていると思います。よりよい認識・判断ができるようになってほしいですね。
英語科 主任
小原 あづみ
- 3年間を通してどのような力を身につけてほしいですか?
- 英語の基本ルールを習得するために必要な「論理的思考力」と、学んだことを卒業後もさらに発展的に学び続ける「継続力」。主に2つの力を身につけてほしいと思います。
- 授業の中で特に力を入れて指導していることは何ですか?
- 英語を使う際は、「なんとなく」という感覚にできるだけ頼らず、「英語のルールに従って運用できているかどうか」という点に常に立ち返ることが重要です。間違いを恐れずに英語を使ってみて、違っていた時は修正してさらにまた使ってみる。その繰り返しを地道に行うことが大切だと思います。理論と実践のバランスに重点を置いて指導を行っています。
- プログラムの内容や使用教材について、どんな特徴がありますか?
- 英語でのコミュニケーション力のみが重視されがちですが、浜松学芸の英語の授業ではそのコミュニケーションの「土台づくり」に力を注いでいます。文法や単語の知識、文化的な知識など、基礎的な学びに多くの時間を割いていることが特徴です。 また、実践力という点では高1・高2にネイティブ教員による英会話の授業を行い、さらに英語検定に向けた対策ゼミ、速読力を鍛えるための洋書多読プログラムなども取り入れています。「楽しみながら学ぶ」という点にも配慮しながら実践的な力を身につけられるプログラムを用意しています。
- 卒業後、学びの成果を社会にどう役立ててほしいですか?
- これからの時代を生きていく子どもたちは、英語に限らず何らかの外国語を使って世界中の人々とコミュニケーションを図る機会がますます増えていくと思います。そうした機会を有効に活かせる能力を身につけることがとても重要です。 本校で学ぶ生徒たちには、英語や外国文化の知識を土台にして、まずは文化や価値観が異なる人たちと交流する機会を積極的に持ってほしいと思います。そうすることによって自分の国や自分自身を見つめ直すとともに、自分自身の考え方の幅を広げ、多様な価値観に柔軟に対応できる人間になってほしいと思います。
地歴・公民科 主任
内山 彰人
- 3年間を通してどのような力を身につけてほしいですか?
- 社会科は暗記教科と言われますが、本当でしょうか? もちろん、知識を得るために暗記は必要不可欠です。しかし、身につけた知識は、何に使われるのでしょうか?知識を身につけることは大切ですが、知識のその先を考えてもらいたいと考えています。身近に存在する現代社会の諸課題を、身につけた知識から思考し、少しでも答えに近づこうと試行錯誤してください。私たち社会科教員は、生徒の皆さんに、知識のその先を考える力を身につけてもらいたいと考えています。
- 授業の中で特に力を入れて指導していることは何ですか?
- 私たちは、「なぜ?」「どうして?」の発問を大切にしています。身近な現代社会の諸課題は、地理的条件・歴史的背景を理解することからはじまります。「知識から思考へ」、私たち社会科教員は、思考力を身につけるために、さまざまな視点から皆さんに問いかけつづけます。
- プログラムの内容や使用教材について、どんな特徴がありますか?
- 社会科の全ての科目でオリジナルテキストを利用して授業を進めています。また、知識を身につけていくうえで感じた疑問を大切にして、グループ学習やレポートの作成などを行い、問題意識の共有や自分の意見を明確に表現する技能の向上に努めています。中学校では、授業内容に即した新聞づくりを行っています。
- 卒業後、学びの成果を社会にどう役立ててほしいですか?
- 私たちが生活している社会には、さまざまな問題が存在しています。私たちは世の中にあるさまざまな問題を乗り越えていかなければなりません。身近な現代社会の諸課題を論理的に考え、より良い社会を築く努力をしてみませんか?
理科科 主任
矢野 道弘
- 3年間を通してどのような力を身につけてほしいですか?
-
理科の目指す授業像にある「科学的な探究心」、簡単に言えば、「なぜ?」と疑問に持ち、その疑問に対して自ら「こうではないかな?」仮説を立てることです。
我々教師が重要視するのは、結論(答え)ではなく、どのような手順(過程)を踏んだかです。そして、その過程が最短ルートである必要はなく、ときに寄り道が大切になります。科学の発展もまさに寄り道によるものです。
例えば「錬金術」です。「錬金術」は古代から中世にかけて、さまざまな物質から金を作ろうという試みです。ご存知の通り、金を錬成することはできませんでしたが、その中で生まれた実験手法や物質が現在の自然科学の礎となっています。一方で現在は,所謂ググれば「何でも答えが出てくる」時代であり、簡単に最短ルートがわかってしまいます。簡単に結論を導くことは本当に善しなのでしょうか?中高生だからこそ、さまざまなことに「なぜ?」という視点をもち、「ああでもない,こうでもない」と考えられる力を身に付けてほしいです。
- 授業の中で特に力を入れて指導していることは何ですか?
- 思考する機会の確保を意識しています。授業では、一方的な知識の伝達に終始せず、グループワークなどを活用しながら、納得するまで考えてもらいます。そして、その考えをアウトプットする機会も充実させています。もちろんさまざまな知識が求められますが、オリジナルテキストや反転授業を利用することで知識習得を効率よく進めていきます。
- プログラムの内容や使用教材について、どんな特徴がありますか?
- 本校ならでは教材は、C-learningやオリジナルテキストがありますが、最大の特徴は個性豊かな理科教員です。同じツールを用いても、さまざまな切り口での授業となるため、大いなる刺激を受けることは間違いないでしょう。
保健・体育科 主任
伊藤 守彦
- 3年間を通してどのような力を身につけてほしいですか?
- 自ら健康的な生活スタイルを築いていける力と、周囲との協力の中でリーダーシップを発揮できる力を身につけてほしいと思っています。
- 授業の中で特に力を入れて指導していることは何ですか?
- 保健分野では、単元ごとに独自のプリントを用意し、個々で考えたりグループで話し合ったりしながら自分の健康づくりに興味を持って取り組みます。体育では、各競技のルールを理解して体力向上とチーム力向上に取り組み、協力しながら学んでいけるような指導を行っています。
- プログラムの内容や使用教材について、どんな特徴がありますか?
- 体育では3年次にクラス内でチームを作り、そのチームでさまざまな競技を行います。そうした取り組みを通してチームでの協力やリーダーシップを考えていきます。
- 卒業後、学びの成果を社会にどう役立ててほしいですか?
- 人にとって幸せの基本となるのは、自分や家族の健康づくりです。その重要なテーマについてしっかりと知識を身につけてほしいと思います。また、体育実技で身につけた協力やリーダーシップをベースにして、社会人として人の先頭に立つ人になってほしいと思います。
情報科 主任
齋藤 由紘
- 3年間を通してどのような力を身につけてほしいですか?
- 身近なことでは、SNSをはじめとするインターネットとの付き合い方を身につけてほしいと思います。また、情報以外の教科で問題や課題に直面した時、トライ&エラーによって立ち向かう力や、論理的に解決に向かう力も養ってほしいです。情報の学びをゴールとせず、他の物事に応用するツールとして役立ててほしいと思います。
- 授業の中で特に力を入れて指導していることは何ですか?
- 授業では可能な限り、生活の中での例を挙げ、学習内容を自分ごとであると認識してもらえるよう考えています。複数の解決策が考えられるような状況を設定し、“完璧”ではなく“妥当”や“汎用”といった実生活に応用できる考え方を学べるように、授業を展開しています。
- プログラムの内容や使用教材について、どんな特徴がありますか?
- 情報科では、自分の成果を「正確に・美しく・魅力的に」伝える力を身につけ、「ワンランク上の表現者」を育成します。また、長期休みごとに開講される「学芸ゼミ」では、Pythonプログラミングによる実践的な探究活動を実施しており、技術力を高めるとともに、深い学びを得る機会を提供します。
- 卒業後、学びの成果を社会にどう役立ててほしいですか?
- 情報社会から超スマート社会への転換期を迎え、情報を扱う機会は激増しました。情報を正しく扱う能力、安全に扱う能力の重要性も高まってきました。大人として社会人として身につけるべきリテラシーやコンプライアンス、フェイクニュースやデマに対するファクトチェックのスキル、前例のない問題に立ち向かう手法など、学びのすべてが役に立つ能力になりえると思います。